■いきなりそのバケツの水をぶっかけた
中学一年生の英語の授業の時。とある男子が、普通に授業を受けてて急に立ちあがったそうだ。
そして、走っていきなり教室を出ていった。教室は騒然。しかしすぐにその男子生徒は戻ってきた。
水がいっぱい入ったバケツを持って。
そして、その男子生徒の前の女子生徒にいきなりそのバケツの水をぶっかけたらしい。
英語の教師は激怒したらしい。廊下に呼び出し男子生徒を責めたんだと。
廊下に出て行き、何故そんなことをしたんだと怒鳴りつけても下を向いて黙ったまま。
それでその教師は職員室に連れていって、他の先生をゾロゾロと連れていって、怒鳴ったり
叩いたりしても口を空けず黙ったまんまなんだと。
で、男子生徒の担任はもう呆れて、親のところへ行くぞと脅し気味に言っても言わない。
結局親のところに行って、母親と父親に話しても、黙ったまま。次の日電話親に電話をしても
何も話してくれなかったという。
結局何日も尋問は続いたらしいけど、何も答えず黙ったままだったらしい。
で、仕方なくその事はそのままにして、2年がすぎ、彼が三年生になった時、ソイツの父親の仕事
のせいで、大分に引っ越さなきゃいけなくなったんだと。で、転校する前日、担任がソイツ呼び出して
「お前明日大分行っちまうんやから、2年前、なんでバケツで水ぶっかけたか教えてくれ」
って聞いたんだと。
そしたら、その男子、ためらったあげく、結局話したらしい。
で、その理由ってのが
「その日、朝からその女の子、調子が悪かったんです。ガクガク震えてて、様子がおかしかったんです。
で、その時、その子を見たら、顔は見えないけど、とりあえずイスの下から何かが滴れ落ちてたんです。
オシッコを漏らしてたんです。だから俺はそうするしかなかったんです」
■今日、お風呂に入っている時、次男が風呂の縁に立って窓をバンバン叩きだした。
今日、お風呂に入っている時、次男が風呂の縁に立って窓をバンバン叩きだした。うちの窓側の縁は幾分広く、子供の足ならしっかり立てるくらいの幅はある。しかしまあ、濡れているから危ないわけだ。
下りなさいと言っても全く聞かず窓をバンバン叩き続ける次男。いい加減危ないし、少し注意しても同じ事を繰り返す奴なのでちょいと脅かしてみた。
俺「そうやって危ないことしてるとアオーンがお前を食べに来るぞ」
次男「いーよー」
いいのかよ。軽ーい返事しやがって……ん?
(゚д゚)
どうした長男?そんな顔して?
( ゚д゚)…パパ、アオーン呼ぶ?
そうだな、次男が危ないことしてるからな。
( ゚д゚)………ダメ
だめか?
( ゚д゚)……ダメ、ゼッタイ
次男「おーりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!」バンバン!
よーし次男よ良くわかった!今からアオーン呼ぶからな!!
(;゚д゚)ダメー!おとうと食べられるよ!ボクも一緒に食べられるよ!
お前は食べないように言っておくから大丈夫だ。さあ次男よ行こうか!
( ゚д゚)ダメだって!ダメよーっ!!
( ;д;)ダメだってー!
お前が泣いてどうする…
( ;д;)おとうと食べられるってー!
( ;д;)おとーとはママのおなかから出てきたの!おとーと食べられるならボクが食べられる!!おとーとは!かぞく!たいせつなの!!!
……その弟を四六時中イジメて泣かせてる奴の台詞とは思えんな……わかった、おにーちゃんに免じて今日はアオーン呼ぶのやめる。
いざって時はちゃんと弟を守れるんだな長男よ。
お前も成長したもんだ。
さあ、先にあがりなさい、パパも後で行くから。
( ;д;)うん、もうアオーン呼ばない?
呼ばないよ。さあ次男もあがれ、次は赤ちゃんの番なんだから。
次男「わかったー」
今日は兄弟二人で寄り添って寝ています。
■父親がレスキュー隊員だった。
546 :もしもし、わたし名無しよ :04/10/27 21:18:12
父親がレスキュー隊員だった。
自分にとって父ちゃんは誇りだったけど、危険な仕事だって分かってからは
仕事に行く父ちゃんに縋りついてわんわん泣く子供だったらしい。
でも、父ちゃんは「父ちゃんがお前や母ちゃんのことが好きなように
父ちゃんが助ける人たちにも、大好きな人がいるんだ」ってよく言ってた。
誰かを助けるたびに、自分が助けられてるような気がしたって。
だから、頑張って欲しい。がんがれ。新潟のレスキュー隊超がんがれ。
誰かを愛してる誰かのために、超がんがれ。
■一通の封筒が自宅に届く
69 名前:水先案名無い人 sage 投稿日:04/10/19(火) 09:21:09 ID:txHioNn+
511 名前:おさかなくわえた名無しさん 投稿日:04/10/18(月) 18:13:19 ID:Fea484iD
以前、免許やらキャッシュカードやらの入った財布を紛失。
心当たりの場所は探したが見つからず、交番に届けを出した。
数日が経ちもう財布は見つからないだろうと諦めていた頃一通の封筒が自宅に届く。
送り主の名前は無い。
何だろうと開けてみると、中によれよれになった財布、カードや免許
そして手紙が同封されていた。
以下手紙の内容。
○○くんへ
小生、釣り好きの老人です。
先日~川で釣りをしていた所、川辺にて財布を発見しました。
中身を確認するとお金は入っておらず、同封した物だけが入っていました。
○○くんが何か事故に遭われたのか、
落としたものを誰かが捨てたのか分かりません。
本来なら警察に届けるべきなのでしょうが、
当人にとって大切な物であると判断した為、勝手ながら送らせて頂きました。
貴重品の自己管理はしっかりされたし、と思っております。
小生のおせっかいが貴方の為になれば、自己満足とさせて頂きます。
釣り好きの一老人より
今でもこの手紙は私の宝です。
■一冊一冊丁寧に
65 名前:既にその名前は使われています 投稿日:04/10/17 11:40:21 4j/BAUWZ
昔、エロ本を拾いに行った竹やぶ。
小学生のボクらは、まるで宝探しでもするかのような、
ワクワクした気持ちで探検しにいったものだった。
それから10年────。
今では私がエロ本を捨てる側。
せっかく発見したエロ本が、雨でぬれていたときの悲しさ──
もう、そんな悲劇を繰り返させない。
一冊一冊丁寧にビニール袋に包んで、
いつも拾いに来た廃屋の屋根の下にそっと置いている。
永遠に続く、ボクらだけの輪廻。
少年時代の思い出が、ここにある。
■本当は弟くんと一緒の学校がいい
344 名前: 1/2 投稿日: 2008/01/31(木) 19:18:24 ID:KSzzB4sD
長いですが…
小1息子、年中息子 2児の母です。
下の子には障害があり、今年は就学問題を控えています。
今年に入ってすぐ、上の子が
「来年は弟くんも1年生だね~。一緒に学校行くんだ!」
とニコニコ顔で言ってきました。
下の子は言葉も殆ど話せず、身辺自立もままならない為、
上の子が通う小学校の特学に上がるのは非常に難しい状態です。
上の子の楽しみを摘み取るようで心が痛みましたが、
遅かれ早かれ言わなければならない事だと↑の現実を
突き付けてしまいました。
みるみる泣き顔になる上の子。
登校時には危なくないように手を繋ぐから、休み時間の度に
様子を見に行くから、下の子が虐められないように守るから…
泣きながら一緒の学校にしてくれと頼む上の子に、
私も泣きながら「ごめんね」と謝る事しか出来ませんでした。
とうとう上の子は
「弟くんと一緒に行くんだもん!」
と言い残して部屋に篭ってしまいました。
まだ1年生の息子に下の子を気遣う発言をさせた上、深く
傷付けてしまった事に酷く自己嫌悪しました。
それから数十分後…
上の子が部屋から出てくると、真剣な顔で私の前に座って言いました。
「…本当は弟くんと一緒の学校がいいけど、
もし絶対に無理だったら我慢するよ。
その代わり、弟くんが楽しく通えて、虐めの無い学校を
探してね。約束してね」
こんな小さな子供が一生懸命考えて出した答えなんだ…と思うと
また泣けてきて、2人で泣きながら指切りをしました。
夫の帰宅後、この話をしたら夫も号泣。
今まで就学問題については「よく分からないから、任せるよ」と
頼りない事を言っていた夫ですが、この日を境に一緒に考えて
くれるようになりました。
お兄ちゃん、ありがとう。
お母さんは、2人が生きやすく、幸せになれるよう頑張ります。
■僕は行かなくていいんだ
42 名前:水先案名無い人 sage 投稿日:04/10/17(日) 17:43:52 ID:SNyIPOEn
思い出すと泣けてくるんだが‥
幼稚園の頃、同じ年で
近所にフィリピン人の男の子がいたんだ。
話すのは日本語だったしよく一緒に遊んだ。
その子は入園してなくて不思議で、なんで幼稚園来ないんだ?と何度か聞いた。ニコッとして「僕は行かなくていいんだ」としか言わないんだよな。
今思えば色々事情があったんだろう。近所には他に子供もいなくて、いつも俺が幼稚園から帰るのを外でポツンと待ってる。
たまに知らない奴に、フィリピン人だ~とかからかわれてた。俺はその度「やめろ~」って叫んでたけど、何故からかわれるのか意味がわからなかった。
その子の母親は昼も夜も働きづめで、うちの母チャンがご飯食べに呼びなって、よくうちで一緒に飯食ってた。母親が迎えに来た時玄関でいきなり俺を抱きしめて「ありがと、いつも遊んでくれてかばってくれてありがと」って泣いた事があった。
驚いて母チャン見たら母チャンも泣いてる。
もじもじとしてるしかなかった。
小学校に上がる前にどこかへ引っ越してしまったが、引っ越す日に俺が気にいってた車のオモチャをあげて又遊ぼうと言った。転んでもからかわれても泣かなかった奴が初めて泣いた。
俺も大泣きしてしまった。
元気でいるか?
元気でいて欲しい。
■僕らのおかあさんは
394 :おさかなくわえた名無しさん :2007/09/07(金) 22:38:00 ID:Tz7LhDCG
こどもの発達がちょっとゆっくりで、保健センターに通っている。
母子教室みたいなのの最中、おばあちゃんと男の子が二人迷い込んできた。
「すみません、里親会の集まりの会場はここでしょうか?」
トイレに行くときに貼り紙をみたので、
「それなら、上の階の○○室ですよ」と教えてあげた。
おばあちゃんは、頭を下げながら男の子達の手をしっかり握って去っていった。
でも、○○室って引っ込んでてわかりにくいんだよな~と思い出し、
案内した方が良いかなと思って子供を先生に預けて追いかけた。
前方から聞こえてきた漫画みたいな会話
男の子(小)「さっきのが『おかあさん?』」
男の子(大)「うん、あんな感じ。でも僕らのおかあさんはおばあちゃんだから!」
(小)君と僕が違うところで生まれても兄弟みたいに、
ほんとうのお母さんでなくてもおばあちゃんがおかあさんだから。」
男の子(小)「うん、綺麗なおかあさんたちよりおばあちゃんが一番優しいね、きっと。」
おばあちゃんはただただ交互に男の子2人にほほえみかけていた。
その笑顔はただただ優しくて、このおばあちゃんがこの男の子達に
どれだけの愛情を注いでいるのかわかるようで、何だか泣きたくなった。
■お母さんに1万円借りた。
415 名前:水先案名無い人 投稿日:04/11/29(月) 13:49:32 ID:3zb8lUGc
今日思い立って面接用のスーツ買ってきた。
お母さんに1万円借りた。
もっといいの買いなさいって言われたけど、
年末、お金が無いのは知っていたし。
「ごめん。絶対に返すから、1万円貸して」って。
近所のホームセンターで7,999円のスーツと
500円のシャツ、ネクタイを買ってきた。
すそ挙げにお金が掛かるから、そのまま買ってきた。
お母さんにすそ挙げをお願いした。
そしたらお母さん、ニコニコしながら泣いていた。
俺も泣いた。
■「あ り が と う は ん き ゅ う で ん し ゃ」
134 :M7.74 :04/11/11 23:57:14 ID:xtl17gRB
阪神・淡路大地震のあと、阪急電車の復旧を沿線の人々は待ち望んでいた。うちもその一軒。
夜を徹して行われる作業、騒音や振動をこらえてくださいと、電鉄会社の人が頭を下げに来た。
「何を言ってるんだ?我慢するに決まってるじゃないか。それよりも一刻も早い復旧を。」
うちも含めて、沿線の人々はみなそう言って、電鉄会社の人を励ました。
阪急は国の補助も受けず、少しづつ復旧・部分開業していった。
そして最後に残された西宮北口~夙川間の高架部分の再開によって、
ついに神戸本線は全通した。
再開の日に、もちろん漏れも乗りに行った。神戸で逝った友のもとへ行くために。
運転台の後ろは人だかりだった。みな静かに鉄道の再開の喜びをかみ締めているようすだった。
夙川を渡るそのとき、川の土手に近所の幼稚園の園児たちが立ち並んでいるのが目に飛び込んできた。
手書きの横断幕を持って・・・。
「あ り が と う は ん き ゅ う で ん し ゃ」
運転手が普段ならしないはずのそこで敬礼をした。
そして大きく「出発進行!」と声を上げた。
その声は涙声になっていた。漏れも泣けた。
ときよ、上越新幹線よ、もまいを待っている人々がいる。
復興のために、そして人と人をつなぐために、よみがえれ、不死鳥のごとく。